厚生行政展望
診療報酬点数改定の流れからみる病院の将来
厚生行政研究会
pp.490-491
発行日 1996年5月1日
Published Date 1996/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901813
- 有料閲覧
- 文献概要
はじめに
日本医師会の会長に病院代表の坪井氏が選出された.会長が診療所代表から病院代表に替わったことにより日本の医療界が今後どのように変わっていくかは楽しみなところである.4月1日に改定された診療報酬点数は坪井新会長が副会長時代に手がけたものであり,厚生省も坪井氏の会長選出を支援していたと考えられることから将来の医療界の方向を予測することができる.今回は診療報酬点数の改定から今後の医療界の流れを予測できるトピックとして,①技術の差別化,②病院の質の向上と評価,③日本型DRGへの布石の3点について検討する.
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.