グラフ
軸足は地域に,視線は世界に—開院5周年を迎えたりんくう総合医療センター(市立泉佐野病院)
pp.847-852
発行日 2002年11月1日
Published Date 2002/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541903634
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りんくうタウンは関西国際空港の開港に伴い,世界への玄関口となる未来型の都市として建設された新都市である.このりんくうタウンと関西国際空港を結ぶ連絡橋のほど近くにりんくう総合医療センターはある.同センターは,府立泉州救命救急センター,市立感染症センター,市立泉佐野病院の3施設が機能統合されており,泉州地区(大阪府南部)における1〜3次医療までの機能を幅広く担っている.この総合医療センターの中核施設である市立泉佐野病院は2002年10月で開設5周年を迎えた.
市立泉佐野病院は,1952年に医療過疎地であった泉州地区の基幹病院として泉佐野駅の近くに開設された.しかし,時の流れとともに施設の老朽化・狭隘化が進み,医療技術の進歩に対応しきれなくなり,1990年にりんくうタウンへの新築移転を決定した.これに伴い,住友病院で内科部長を務めていた岸野文一郎氏を院長として招聘し,新病院開設に向けての経営改革を開始した.
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