グラフ
開院10周年の節目を迎えた高志リハビリテーション病院
pp.425-430
発行日 1995年5月1日
Published Date 1995/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901501
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富山県で身体障害者の福祉の増進を図るため,各種のリハビリテーション施設を総合した社会福祉総合施設を建設する構想が動き出したのは1972年(昭和47年)のことだった.2年後の74年には富山県社会福祉総合センター建設基本構想が策定され,76年に富山障害者職業センターを開設,続いて県立高志学園(肢体不自由児施設)を新築移転したのを皮切りに,翌年学園併設の高志養護学校(小・中・高等学校)を竣工,その後も高志授産ホーム(重度身障者授産施設),高志更生ホーム(重度身障者更生援護施設),高志療護ホーム(身障者療護施設)と各種施設の開設が続く.そして1984年(昭和59年),このような福祉・医療複合体の中にあって,各施設利用者に医療・リハビリテーションを提供すると同時に,①高度リハビリテーション医療,②地域リハビリテーション,③研究開発と臨床リハビリテーション工学サービス,に取り組み,富山県におけるリハ医療の中核をも担うべく設立されたのが高志リハビリテーション病院である.開院後10年を経て,病院としての基礎づくりを終えた当院を訪ねた.
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