特集 医師臨床研修必修化は病院に何をもたらすか
卒後臨床研修におけるこれからの病院の果たすべき役割
山口 晃弘
1
1大垣市民病院
pp.466-469
発行日 2002年6月1日
Published Date 2002/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541903548
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平成16年度から医師の臨床研修の必修化が決まり,いよいよ動き出そうとしている.わが国では欧米諸国と比較し,人口に対する病床数が多く,それに伴う医療従事者の不足はよく知られている.ことに医師の不足は顕著で,英・米国の100床当たりの医師数と比較すると,わが国は英国の3分の1,米国の5分の1程度と指摘されている.
このような医師不足の中で,2年間の卒後臨床教育が臨床研修病院で十分に果たせるかという疑問もある.本稿では臨床研修病院における研修医の現状とこれからの対策について考察してみた.
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