特集 医師養成と大学病院像
卒後臨床研修の動向
宮嵜 雅則
1
1厚生省健康政策局医事課
pp.1115-1118
発行日 1999年12月1日
Published Date 1999/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902869
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21世紀を目前に控え,少子高齢化の進展,疾病構造の変化,国民の生活水準の向上と意識の変化など,医療を取り巻く環境が大きく変化する中で,国民に良質な医療を安定的に提供するためには,それを担う医師の資質の向上が重要な要素の一つである.
特に,医学・医療技術が飛躍的に進歩し,専門的な知識および技能が必要とされ,臨床医の専門分化が進む今日,卒業直後の医師としての基盤形成の時期に,将来の専門性を問わず,患者を全人的に診ることができる基本的臨床能力を身につけることの重要性が指摘されている.
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