ボランティア:住民に支えられて—諏訪中央病院・7
ボランティアの元祖デイケア創設—「かすみそう」の活動
田辺 庚
1
1諏訪中央病院
pp.636
発行日 2001年7月1日
Published Date 2001/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541903327
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近年,医療の進歩とともに救命できる患者さんが増えてきました.その方々が退院後「生きていてよかった」と感じて生活しているだろうかという疑問を持ち,ボランティアが中心となり,重度の身体障害者を主体としたデイケアを1984年6月6日に開始しました.このようなデイケアは他に類を見ませんでしたが,ご家族の負担を少しでも軽くしたい,患者さんに喜んでいただきたいという単純な動機からスタートしました.
その頃,茅野市社会福祉協議会主催のボランティア講座を受講した1〜2期生で,市のボランティアとして登録された方は63名いらっしゃいましたが,ボランティアの受け入れ先はどこにもありませんでした.
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