特集 病院経営戦略と企画部門の役割
病院の経営戦略における企画部門の役割—夢とリスクを職員全員で共有
幸野 充夫
1
,
柴田 裕介
2
1医療法人共和会南小倉病院管理課
2医療法人共和会南小倉病院事務部
pp.679-681
発行日 2000年8月1日
Published Date 2000/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541903059
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南小倉病院の紹介
当法人は,南小倉病院(198床:医療保険対応療養病床124床,介護保険対応療養病床74床),介護老人保健施設伸寿苑(150床)の二つの入院・入所施設を持っている.病院部分は,全面新築中で平成13年2月に完成予定である.
当法人は,従来から高齢者や在宅医療に力点をおき,老人保健施設やデイケアに早くから取り組み,また一般病棟での痴呆性疾患のケア,合併症の多い透析患者の治療などを試みてきた.現在,総合的リハビリテーション(透析患者など内部障害・痴呆など精神障害・脳卒中など外部障害を対象,回復期リハビリテーションから在宅ケアまで)とケア体制の整備に全力を上げている.共和会の組織は図1に示すとおりで,職員数は約300名であり,指示・連絡事項,各部署の動きなど比較的全部署に伝わりやすい規模といえる.
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