病院管理フォーラム リスクマネジメントの実践・5
武蔵野赤十字病院の看護部門におけるリスクマネジメント(2)
増子 ひさ江
1
1武蔵野赤十字病院看護部
pp.1155-1157
発行日 1999年12月1日
Published Date 1999/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902879
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輸血事故が新聞に報じられた日の午前10時ごろ,リスクマネージメントナース(RMNs,58巻11号で紹介)が,当院の輸血がどのように実施され,血液型の確認がどのようになされているかを報告にきた.輸液ポンプのチューブが外れた事故報道の時も同じように報告があった.RMNsは病棟を一巡し,看護婦に注意を呼び掛けながら,当院の実態をつかんで報告してくれたのである.RMNsの主体的な活動の一面である.
1996年度,事故防止対策委員会を設置し,取り組みを開始してから,今年が5年目となるが,組織的に活動する意識の基盤がようやくできつつある.
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