連載 病院めぐり
武蔵野赤十字病院
長阪 恒樹
1
1武蔵野赤十字病院
pp.1222
発行日 1997年11月10日
Published Date 1997/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903094
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武蔵野赤十字病院は,日本赤十字社病院の1つとして都心と多摩地区の接点である武蔵野に昭和24年に設立された総合病院である.人口のドーナツ化現象が進み付近の住民が多いことと,中央線武蔵境駅に近接しているため,設立当初から患者数が多く,また他院からの紹介患者が多いのが特徴である.現在717床,医師数166名,全職員数980名の大所帯となり,地域中核病院として活動している.災害時における医療救護や,伊豆大島から小笠原島にかけての島嶼巡回診療も行うほか,ヘリポートを備えた救命救急センター(第三次救急指定)が24時間体制で対応している.また訪問看護ステーションや在宅支援センターがあり,在宅医療やターミナルケアにも積極的に取り組んでいる.院内には文部省認可の小・中学校(各々一学級)があり,長期入院の小児に対応している.看護婦養成教育施設として日本赤十字武蔵野女子短期大学(一学年80名)と,助産婦・保健婦養成のための専攻科(一学年20名)が併設されている.また医師研修施設として,2年間で全科をローテイトする研修医を毎年6名程度採用して実績をあげている.
産婦人科の常勤医は9名(長阪恒樹,中野睦子,𠮷村 理,梁 栄治,栗栖久宣,頼永八州子,真下道重,蛭川純子,萩野大輔)で,学会認定医はこのうち7名である.他に非常勤医3名と研修医1名が診療に従事している.
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