ナースステーション考・6
武蔵野赤十字病院
筧 淳夫
1
,
鶴田 恵子
2
1国立医療・病院管理研究所施設計画研究部
2横浜市衛生局病院事業課
pp.92-94
発行日 1997年1月1日
Published Date 1997/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902019
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武蔵野赤十字病院の概要
武蔵野赤十字病院は東京の住宅地,武蔵野市に位置しており,現在の建物は地域の医療から救命救急医療までを担う病院として,1981年に全面改築されて建っている.病院のポリシーのひとつとして,「本当の患者中心であること」が掲げられており,「人間本位」の精神のひとつの具体例として,Patient Oriented Musashino Red Crossの頭文字をアレンジしたパンジー,オレンジ,マーガレット,ローズ,クローバーを病棟の名前としている.ちなみに,この全面改築においては病棟委員会をはじめとして,26の建設委員会が組織され,それらの委員会に参加した病院職員は100%を越えていること,また設計完了までに設計事務所が主催した打ち合わせが200回を上回っていることなどから考えて,現場職員の意見が反映された施設づくりがなされていることが推察される.
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