けんさアラカルト
中規模病院における検査室の管理運営のありかた
中塚 親司
1
1PL病院中央臨床検査部
pp.509
発行日 1992年6月1日
Published Date 1992/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901187
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初めに,私たちの病院と検査部門を紹介する.当院は診療科目15,病床数370床,外来診療は午前・午後も実施され,救急指定は受けていないが,未熟児センターがあり,ここは24時間オープンである.検査部門は病理検査,生理機能検査を除きワンフロアーで,職員数は25名(検査技師23名),検査内容は大病院の検査室に近い項目をルーチン化し,診療に合わせ午前・午後も同一項目を実施している.
検査室を運営する背景のひとつには検査点数がある.この検査点数は1981年の包括化,1988年の判断料と実施料の区分による改正で大きな変革がもたらされ,検査室の存続を左右しかねないものとなり,最近,特にブランチ化,外注化を聞く機会が増えてきた.
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