特集 病院における賃金と年金
医師の人事考課と給与の私案
天願 勇
1
1米国公益法人日本医学交流協会
pp.1020-1023
発行日 1999年11月1日
Published Date 1999/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902845
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2000年4月から介護保険が導入されると,現在ある大多数の病院は,その取り巻く環境の激変により,これまでの医療についての認識や病院の組織機構および経営のあり方に関して,抜本的な改革を迫られるであろう.
矢野経済研究所のレポートは,1997年に9,347あった病院が2010年には6,700〜4,600に減少すると予測している.その代わり,療養型病床を有する病院は,1997年に717だったのが,2010年には3,000〜3,700に増加すると予測している.ちなみに今後は,これまでのようなケアミックス型の病院は減り,完全型の療養型病床(慢性期病床)が増加するとしている.暫定的な転換型病床は完全型にするか,姿を消すかのどちらかになろう.
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