人
映画『ナージャの村』を制作諏訪中央病院院長 鎌田實先生
八木 保
,
前沢 政次
1
1北海道大学総合診療部
pp.16
発行日 1998年1月1日
Published Date 1998/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902299
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鎌田先生は得がたい人物である.多芸多才の人といってもよいであろう.今回驚いたのは何と映画をプロデュースをしてしまったということである.まず,疑問.ちゃんと医者してるんだろうか? 映画製作をしながら院長勤まるってどんな病院?それより何より鎌田先生ってどんな人?
鎌田先生とは比較的最近友人関係ができた.長野県諏訪中央病院においては,前院長,現参議院議員今井澄氏の後継者,つまり今井氏から院長職を引きついだのが鎌田先生である.私は遠くから新院長もかつての闘士,きっとすごい人なんだろうと想像していた.国保診療施設協議会を通して,少し挨拶ができるようになったある日,私を唸らせる出来事が起こった.私の随筆「さだまさしが医者だったら」を鎌田先生が佐田雅志氏本人に読ませ宿題を出した,その佐田氏からの返事を鎌田先生が機関誌「地域医療」に投稿したのだった.それ以来鎌田先生とは急速に親しくなりお付き合いしている.
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