早期退院計画・3
聖路加国際病院における早期退院の要因と,それに向けての支援体制
松井 征男
1
,
鳥羽 克子
2
1聖路加国際病院内科
2聖路加国際病院医療管理科
pp.948-952
発行日 1997年10月1日
Published Date 1997/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902237
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
当院全体の,人間ドックと新生児を除いた平均入院日数は,この15年間,徐々に減少傾向にある.そして,ここ数年は13〜14日の間で推移している.この日数は,例えば,1995年の一般病床での全国平均33.7日の2分の1以下である.
当院は急性期の総合病院と位置づけているが,いわゆる後方病院やそれに準じた施設は特にない.また,早期退院を図るための,病院としての機関も具体的には設けていない.しかし,実際,早期退院を強力に支えていると考えられる要因や諸種の病院体制があり,それらについて本稿で検討してみたい.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.