特集 待ち時間解消はどこまでできるか
待ち時間解消対策の総合的成果
診療前受け付けの時間的分散に努力を傾注
船津 武志
1
,
中井 洋一
2
,
鈴木 捷之
3
1京都社会事業財団京都桂病院
2京都社会事業財団京都桂病院用度課
3京都社会事業財団京都桂病院検査科
pp.760-762
発行日 1996年8月1日
Published Date 1996/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901887
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はじめに
「3時間待って3分診療」と病院の外来は患者サービスの悪い代名詞のようにいわれて,すでにかなりの年月が経過している.規模の大きな公立病院などではコンピュータによるオーダリングシステムでの予約診療が実施され,長い待ち時間の解消に役立っているとの報告もある.しかし,中規模の民間病院では莫大な費用のかかるシステムの導入は当分不可能であり,待ち時間の短縮という問題も今までどおり人手をかけてのいろいろな工夫で対処するしか方法がない.
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