ケース・レポート
WindowsTMに基づく処方オーダリング・プログラム(Mei-Reps)の使用経験
後藤 義朗
1
,
宮崎 悦
1
,
西堀 佳樹
1
,
松山 友彦
1
,
青木 茂
2
,
白川 春美
2
,
小澤 寿樹
3
,
金谷 邦人
3
1社会福祉法人北海道社会事業協会洞爺病院内科
2社会福祉法人北海道社会事業協会洞爺病院外科
3社会福祉法人北海道社会事業協会洞爺病院整形外科
pp.257-259
発行日 1996年3月1日
Published Date 1996/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901750
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はじめに
オーダリング・システム(「オーダ」と略)は,別名でオーダー・エントリー・システムと呼ばれるが,医師による入力を基本とし,病院内情報ネットワークを利用して,処置,薬剤処方,検査指示等を端末機より入力して大型コンピュータ(ホスト)とを結びつけるシステムである1).導入目的としては,レセプト請求業務を迅速化して病院運営の効率化を図り,また医療情報を共有するシステムを構築し,院内業務を円滑化することで,将来的には電子カルテ化につながるものである.
「オーダ」導入は,機器の進歩,低価格化により容易となってきたが,個々の病院のニーズに的確に応えるソフトがないことが問題であり,独自のソフトで院内システムを構築するには,時間と費用の負担が大き過ぎるため,現状で「オーダ」が導入できるのは,大学病院や総合病院に限られていた.
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