病院の高齢化対策
検診から在宅ケアまで泌尿器科領域で包括医療に取り組む
山口 秋人
1
,
平 祐二
2
1医療法人原三信病院泌尿器科
2医療法人原三信病院
pp.1084-1086
発行日 1995年11月1日
Published Date 1995/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901658
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はじめに
原三信病院は明治12年(1879年)に現在地に開設され,明治30年代から昭和20年代までの約50年間は性病専門病院であった.ペニシリンの出現で性病患者は激減したが,下部尿路や性器疾患の患者が少なくないのに着目した理事長(原三信)は,泌尿器科専門病院を目指して努力を重ね,現在では病床数500床の総合病院である.泌尿器科を核にした総合病院は,日本では希有なケースではあるまいか.
1995年現在,常勤医師数61名中で泌尿器科常勤医師は15名を数え,最近数年間の泌尿器科の平均年間外来新患数は8,000名以上・病床数120床・年間新入院患者数2,000名・平均在院日数17日・入院手術件数2,000件の現況である.
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