病院の高齢化対策
長寿化に伴う婦人科的アプローチ—骨粗鬆症をモデルとして
野村 雪光
1
1津軽保健生活協同組合健生病院
pp.200-202
発行日 1995年2月1日
Published Date 1995/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901451
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はじめに
「高齢化社会」,少産少子社会は医療活動,看護・介助活動,そして医業経営に重大な影響を与えつつあります.特に女性においては男性に比較して,その長寿化は顕著であり,この現象に対する医療・福祉における新たな展開が求められています.
筆者は1988年に現在勤務している津軽保健生活同組合・健生病院で活動を始めました.「高齢化社会」や少産少子社会への対応も考え,産婦人科医の立場から,出生件数や人工妊娠中絶の減少を産婦人科医療の「斜陽化」と捉えることなく,女性のライフサイクルを総合的に把握する視点から医療活動の展開を考えて来ました.
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