国際化と病院 私たちの病院での取り組み
外国人患者の来院がもたらしたもの—アジア・アフリカ目を向けはじめたみさと健和病院の職員たち
庄司 道子
1
1特定医療法人財団みさと健和病院皮膚科
pp.772-773
発行日 1994年8月1日
Published Date 1994/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901307
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三郷市は埼玉県の東南部,東京・千葉に隣接する人口13万人の近郊都市.住民の平均年齢が34歳という人口急増の若い街で,所々に田園風景を残しながらも中小の町工場が沢山あり,経済成長期には労働力不足から外国人労働者を吸い寄せてきた.当市の登録外国人は'92年1,022人,'93年1,195人,本年1,351人(各5月)と年ごとにほぼ200人の増加である.
しかし,私たちの病院を訪れる外国人患者のほとんどは観光ビザ・偽造ビザで就労している非公認労働者であることから推しても実際の数はこの数倍にのぼると考えられる.
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