特集 病院とPR
当院におけるPRの実際
全市的,全道的に周知率を高める
大橋 正實
1
1医療法人耳鼻咽喉科麻生病院
pp.631-632
発行日 1994年7月1日
Published Date 1994/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901272
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広告・広報に対する考え方
「病院が選択される時代」に入ったと言われて久しい.確かに選ばれるにふさわしい内容を持った病院にしたいとは医業を行う者の誰しもが思うところである.しかし,選択の可否の前にまず,その選択枝の1つにエントリーされなければならない.つまり存在が知られている必要がある訳である.私の病院は開院8年目を歩んでいる耳鼻咽喉科の単科専門病院であるが,この病院の存在そのものが知られている比率は,きわめて低いと考えている.各世帯別の当院の近隣地区での周知率は約30%,札幌市全市で15%,全道で5%弱ではないかと私は推測している.したがって当院の広告・広報の第1の目的は,全市的,全道的な周知率を高めることにある.第2の目的は,広くマスメディアを利用して広告を行うことにより,当院で行っている医療に対する社会的責任を職員一同が自覚して,より良い医療を行おうという意志を喚起することにあると考えている.
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