特別企画 診療報酬の請求・審査・支払をめぐって〈連載・2〉
減点査定の法的性質と一部負担金の過払い
岡本 悦司
1
Etsuji OKAMOTO
1
1大阪大学医学部公衆衛生学教室
pp.1288-1291
発行日 1990年12月1日
Published Date 1990/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900819
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「減点査定されたので,一部負担金の過払い分が返還してもらえます」という保険者からの通知を受け取った患者からの問い合わせを受けた病院関係者も少なくはないであろう.
いったい減点査定にはどれくらいの強制力があるのだろうか.一部負担金の過払いという問題が生じる根本的矛盾はどこにあるだろうか.査定結果に納得できない場合はどのような手段をとればよいのだろうか.今回はそれらの点について考察する.
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