病院運営の合理化を求めて
物品の供給
安田 尚之
1
Naoyuki YASUDA
1
1順天堂浦安病院事務部
pp.518
発行日 1990年6月1日
Published Date 1990/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900667
- 有料閲覧
- 文献概要
病院で使用する物品には多くの種類があり,日常的に院内各部署に供給されるものは膨大な数にのぼる.大ざっぱに分類しても,①薬品,②血液,③診療材料,④検査関係,⑤放射線関係,⑥給食材料,⑦寝具・リネン関係,⑧消耗品,⑨帳票類,⑩用品関係,など多くの項目にわたり,それぞれに大小様々な物品があるから,その管理はいきおい複雑にならざるを得ない.
これらの物品は,各病棟・外来など院内のあらゆる部署から物品請求伝票(注文伝票)により購買部門または倉庫部門に請求され,資材課ないし用度課などの購買部門が,院内各部署からの要求や在庫をみて,取引業者に発注して納品を受け,請求先の担当者が,物品を受け取りに行くシステムを採っているところが普通であろう.あるいは,搬送システムを採用している病院では,病棟・外来等からの請求に基づき,搬送機を使って請求先へ物品を送る方法を採っていることと思う.
Copyright © 1990, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.