グラフ
医療と福祉機能連携の“壮大なる実験” 小山田記念温泉病院 小山田老人保健施設
pp.459-464
発行日 1990年6月1日
Published Date 1990/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900652
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三重県四日市市郊外・小山田地区.東に伊勢湾の広がりを望み,西に鈴鹿の山なみが迫る丘陵地に,社会福祉法人青山里会(川村耕造理事長)が小山田特別養護老人ホームを開設したのが1974年.医師による老人福祉の実践として全国的な注目を集めることになったが,川村理事長は,「医の原点は福祉にあり」とする自らの信念をつぎつぎに形にし,同一敷地内に医療施設と福祉施設を併せもつ,今日の「小山田施設群」を実現していった.
現在,施設群を構成しているのは,医療法人社団主体会・小山田記念温泉病院(330床),2つの特別養護老人ホーム(一般特養200床,痴呆性老人専用100床),A型,B型軽費老人ホーム(各50床),身体障害者療護施設「小山田苑」(60床),厚生省のモデル事業として始まった老人保健施設(100床),デイサービスセンター,四日市福祉学院(本年4月開校),地域交流ホームなどで,さらに近い将来の開設を目指して,在宅介護支援センター,ケアハウスの構想が着々と進められている.
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