特集 第3次医療法改正はどうなるか
[提言]地域中小病院に求められる“前線を支える”病診連携
小野 重五郎
1
1医療法人財団石心会川崎幸病院
pp.1097-1100
発行日 1993年12月1日
Published Date 1993/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900527
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
住民が体の異常を訴えて一番先に受診する地域の一般診療所や中小病院の外来を〈前線〉としよう.慢性疾患の患者が,生活圏で日常的な診療を持続して受けるのもこの〈前線〉である.近代的な診断・治療機器をもった入院施設や,それに直接支えられている外来を〈後方〉としよう.
そうすると,前線をいかに後方が支えるか,病診連携とはこの内実をつくることである.
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.