病院管理フォーラム
[放射線]待ち時間に思いをはせて
宮内 兼義
1
1東京医科大学霞ヶ浦病院放射線科
pp.84
発行日 1993年1月1日
Published Date 1993/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900276
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今日は月曜日で,毎度のことながら他の曜日よりも撮影依頼が多かった.月曜日に撮影依頼が集中するのは,休み明けで外来が混むことと,週始めに定期的に依頼される入院患者の経過観察のための撮影が重なるからである.今日も,ご多分にもれず午前9時の時点で整形外科病棟から20枚近くのX線撮影依頼表が舞い込んで来た.
いつもの月曜日だと,一般撮影要員として4人を当てているのに,今日に限って3人であり,「朝一番に撮影をお願いします」と言う他科からのポータブル撮影の依頼に1名を送り出したところだった.胸部撮影室にはすでに入院患者の胸部・腹部中心のX線撮影依頼表が並び始めていた.この日骨一般撮影室を担当しようと思っていた私にそれらの依頼表が重くのし掛かってきた.
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