特集 —地域ニーズに合致した—病院機能の変革
総論:地区診断により自院の病院機能を点検する
地域ニーズに対応した病院の機能転換
古城 資久
1
1伯鳳会グループ
キーワード:
地域医療構想調整会議
,
病床機能転換
,
地域医療計画
,
病院M&A
Keyword:
地域医療構想調整会議
,
病床機能転換
,
地域医療計画
,
病院M&A
pp.874-877
発行日 2023年10月1日
Published Date 2023/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541212028
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■はじめに
地域医療計画では各二次医療圏別に病床数が決まっており,近年は地域医療構想調整会議により病床種別に関しても縛りが生まれつつある.二次医療圏によって事情は異なるが,急性期病床と療養病床を削減し,回復期・亜急性期病床の拡充を図るのが大まかな方針のようである.各種病床の地域別必要数は随時発表され改定されるが,自院と自院の属する二次医療圏の必要病床数をにらみ,自院がどの病床種別に進むのがより良いかを考えることは重要な戦略であろう.
当然,現在自院が有する病床種別とその稼働率,日当点,平均在院日数などを視野に置き,このままで良いのか,転換すべきなのか.増床すべきか,減床すべきかを考えていくことになる.以下に二つの事例を示す.
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