特集 どうなる,どうする病院の外来
病院の外来の在り方
病院に総合診療外来を設置する意義
酒見 英太
1
1洛和会音羽病院・洛和会京都医学教育センター
キーワード:
総合診療外来
,
未分類の愁訴・症候からの診断学
,
診断困難な紹介患者への対応
,
臨床研修
Keyword:
総合診療外来
,
未分類の愁訴・症候からの診断学
,
診断困難な紹介患者への対応
,
臨床研修
pp.505-508
発行日 2022年6月1日
Published Date 2022/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541211699
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■はじめに
2018年に開始された専門研修制度の準備段階において「総合診療専門医」が定義され,総合診療が従来の家庭医療的役割を担って内科とは別の基本専門領域となることがはっきりした2016年より,洛和会音羽病院(当院)では,それまで総合診療科と呼んでいた診療科を総合内科と呼び改めている.小児科も産婦人科も整形外科もその他の専門各科も揃っている病院においては,年齢で区切られている小児科を除いて,それらの領域の入り口になることはあっても,さすがにそれ以上踏み込むことはないため,内容的には「総合内科外来」と読み替えて論考する.
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