特集 COVID-19パンデミックから地域医療構想を再考する
地域医療の現場から考える地域医療構想
回復期・慢性期からみた地域医療構想の今後の在り方
鈴木 龍太
1,2
1日本介護医療院協会
2医療法人社団三喜会 鶴巻温泉病院
キーワード:
回復期・慢性期・介護施設・在宅
,
介護医療院
,
高齢者救急
,
慢性期多機能病院
,
介護職不足
Keyword:
回復期・慢性期・介護施設・在宅
,
介護医療院
,
高齢者救急
,
慢性期多機能病院
,
介護職不足
pp.41-46
発行日 2022年1月1日
Published Date 2022/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541211597
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■はじめに:慢性期医療とは
日本慢性期医療協会は「慢性期医療のサービス体系は,地域包括ケア病棟,回復期リハビリテーション病棟,療養病棟などの病棟と,介護医療院,老健,特養などの介護保険施設,通所系・訪問系の在宅医療サービスまで幅広い分野にわたります」と定義し,「良質な慢性期医療がなければ日本の医療は成り立たない」との覚悟で慢性期医療の発展に取り組んでいる.
これを踏まえ,本稿では,急性期治療後の回復期,慢性期,在宅全てを含んだ概念で,慢性期からみたCOVID-19前後の地域医療構想について論じる.
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