連載 感染症新時代—病院はどう生き抜くか・2
旭中央病院・中村朗医師インタビュー(2)
堀 成美
1
,
中村 朗
2
Narumi Hori
1
,
Akira Nakamura
2
1国立国際医療研究センター国際診療部
2総合病院国保旭中央病院感染症科
pp.872-875
発行日 2020年11月1日
Published Date 2020/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541211305
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新しい感染症とその流行は,常に人類や社会にとって大きな脅威である.過去の歴史を振り返っても,地域の人口の1/3が失われた感染症の大流行事例もあり,当然のことながらその結果,社会経済も大きなダメージを受けている.2019年12月に中国の武漢で増加が把握された肺炎を引き起こしたウイルスは,2020年1月には遺伝子情報が世界で共有された.これまでにないスピードで検査・治療薬・ワクチンの開発が進められており,各地での経験は,査読前論文を含め,膨大な情報となって私たちの目の前に蓄積されている.日本での「物語」も多様だ.本連載では,このような経験知を共有すべく,地域特性の大きい感染症対策について,各地のリーダーの視点を紹介する.
第2回は,第1回に続き,千葉県旭市にある旭中央病院の中村朗医師にお話を伺う.
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