連載 事例と財務から読み解く 地域に根差した中小病院の経営・15
医療法人社団淳英会 おゆみの中央病院—統合ヘルスケアネットワークの構築により地域を支える病院
林 和希
1
1独立行政法人福祉医療機構 経営サポートセンター リサーチグループ
pp.369-375
発行日 2019年5月1日
Published Date 2019/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210961
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千葉市の南東,緑区のニュータウン,おゆみ野地区にある,おゆみの中央病院は,2014(平成26)年3月開設と,比較的新しい病院である.地域の医療・介護事業を含めた社会資源について,単なる連携にとどまらない,それぞれの結びつきを深化させた統合ヘルスケアネットワークの実現を目指し,地域貢献活動を中心とした取り組みにより,地域基盤を支え,自院の医療の質の向上につなげている.
これらの取り組みは,地域包括ケアシステムの構築において,医療・介護の連携が一層求められる中で,参考となる事例と考えられる.また,病院開設に際して,地域の医療ニーズを踏まえた病棟構成検討の経緯についても,新規病院開設時や病床機能再編の際の参考になる事例と考え,今回紹介する.
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