特集 機能転換が拓く病院の未来
—【事例】奈井江町立国民健康保険病院—慢性期医療を担う公立病院へのサービス付き高齢者向け住宅併設の試み
小西 裕彦
1
1奈井江町立国民健康保険病院
pp.492-494
発行日 2018年6月1日
Published Date 2018/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210733
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●奈井江町においては,病床稼働率の改善を図り,さらに空床有効利用の方策として病院内「サ高住」を開設し,病院内に住宅を設け,住居と医療・介護サービスを一体的に提供する地域包括ケアシステムの拠点施設としての位置付けを提案した.
●健康で生きがいのあるまちづくりのために「奈井江版CCRC〜生涯活躍の街構想」として介護予防,健康づくりと社会参加の推進を兼ねた高齢者支援体制の新たな拠点づくりを全町的に取り組む方針である.
●国が策定する地域医療構想の実現に向け,地域医療介護総合確保基金の有効利用として医療機能の分化連携・再編ネットワークの推進を図る改築費用に利用できた一例を提示した.今後は収益性について検証していきたい.
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