特集 機能転換が拓く病院の未来
求められる病院の機能転換—社会情勢から見つめる対策と課題
今村 知明
1
1奈良県立医科大学公衆衛生学講座
pp.464-469
発行日 2018年6月1日
Published Date 2018/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210727
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●直近に迫る医療・介護ニーズの爆発的な増加,長期的にみたニーズの激減,病院はこの両方の現象に対応できるよう備える必要がある.
●現状のまま進めれば,病院も地域の医療・介護も変化を支えきれず共倒れする可能性がある.これを防ぐためには医療のあり方を変えていく必要があり,よりスムーズな医療と介護の連携が求められるだろう.
●その対応策が「地域医療構想」と「地域包括ケア」であり,病院の機能分化と転換である.これからの医療の主体は,急性期医療から,地域で支える医療へと形を変えていくことが求められている.
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