連載 事例と財務から読み解く 地域に根差した中小病院の経営・7
JA高知病院—入院患者の増加と組織改革による赤字からの脱却
関 悠希
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1独立行政法人福祉医療機構 経営サポートセンター リサーチグループ リサーチチーム
pp.70-74
発行日 2018年1月1日
Published Date 2018/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210629
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JA高知病院(以下,同院)は2011年度から5期連続で赤字(税引前当期損益.以下,同様)となった.一時は病院の存続自体が議論される状況だったが,2016年度には7千万円の黒字を達成した.
赤字の直接的な要因は入院患者の減少であるが,背景には過去の役職員の経営意識の希薄さなどがあった.今回は,赤字脱却につながった取り組みと,その取り組みが奏功した要因について考察したい.
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