発行日 1949年9月1日
Published Date 1949/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210255
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病院管理 人間は時と処を問わず,其の及ぶ限りの手段を用いて,病気や老衰を逃れようと努めてきた。ところがその手段が科学的となり,設備技術等も複雑専門化してくるに伴い,医療の主役は漸次個人医師の手より病院という組織体に移ってきた。
即ち従來医師の行ってきた患者の受付・診察・檢査・治療・調剤・事務・慈善等の機能,竝びに患者の家族の役目であった運搬・衣食住・看護等の機能が,病院に於えは夫々分化・専門化・共同化・中央化等をうけて,その診療・看護・調剤・医療社会事業・給食・被服・営繕・運搬・清掃・人事・労務・医事・補給・教育等の機能として用意されて來た。
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