特集 経済学からみたこれからの医療
行動経済学からみた予防医療
後藤 励
1,2
1京都大学白眉センター
2京都大学白眉センター経済学研究科
pp.410-414
発行日 2015年6月1日
Published Date 2015/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209867
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●行動経済学では生活習慣の改善が難しい理由として,遠い将来やリスクに対する人々の特徴が重要であるとされてきた.
●逆にそのような特徴を利用して,生活習慣を改善させるプログラムも開発され,効果検証も進んできている.
●生活習慣への介入の可否を判断するためには,科学的な根拠に基づいた検証と共に,社会的な価値観に関する議論も今後重要となる.
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