特集 地域包括ケアの中核としての病院看護部門
フランスの在宅入院制度から考えるこれからのわが国の病院看護師の役割について
松田 晋哉
1
1産業医科大学医学部公衆衛生学教室
pp.347-352
発行日 2015年5月1日
Published Date 2015/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209850
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●複数の傷病を持つ高齢者の在宅医療ニーズが増大し,急性期・回復期・慢性期の複合化から,施設ケアと在宅ケアの内容がオーバーラップしていくことが予測される.
●フランスでは在宅入院制度やtherapeutic health educationなど病院看護師が地域の患者をサポートする仕組みがある.
●このような仕組みを導入することで,地域包括ケア病棟が本来期待されている機能を十分発揮できるようになり,在宅医療は質量ともに大幅に向上するであろう.
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