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"時代を先取りする事業展開" 財団法人太田綜合病院・社会福祉法人太田福祉記念会理事長 太田緑子氏
菊池 寿子
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1医療法人仁寿会菊池医院
pp.1194
発行日 1989年12月1日
Published Date 1989/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209742
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昭和59年2月,太田緑子さんは財団法人太田綜合病院の理事長に就任された.周到な準備期間の後に,昭和63年太田熱海病院の新・増築工事完成,続いて本年9月15日には待望の基幹病院・太田西ノ内病院の本館新築工事を立派に完成されたのである.温泉の出る病院は実父である創立者太田三郎院長の夢であり,継承者の辰雄先生(緑子理事長の夫君)はわが国を代表するリハビリテーション病院である太田熱海病院を建設された.今回の高度医療を目標とした太田西ノ内病院の整備も辰雄前理事長の願望の達成と思われる.
ここまでの道程は決して平坦なものではなかったと推察するが,この財団には理事長を中心として,協力・助言を惜しまぬ職員の方々が,がっちりスクラムを組んでいる特色がある.私は太田さんとは縁戚関係にあり,以前に太田病院に勤めていたこともあって,長いあいだ太田さんを身近に見てきたが,女性の優しさ,柔らかさと共に親譲りの強靱な精神力を兼ねた方と尊敬している.
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