グラフ
一貫した診療体制—財団法人太田綜合病院
pp.13-17
発行日 1972年6月1日
Published Date 1972/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204673
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東京から特急で2時間半,福島県のほぼ中央に位置する郡山市は阿武隈山脈と磐梯山に囲まれた風光明媚な地方都市であるが,ここに幾つかの病院を分散してもつ全国でもユニークな太田綜合病院がある.この病院群はセンター的な役割を果たしている本院を中心にして四方にそれぞれ独自の機能をもつ幾つかの後方病院や診療所をもち,スクリーニング外来からリハビリテーション,さらにナーシングホームまで一貫した診療体制をとり,期せずして地域医療の組織化を実現している.すなわち,郡山駅前にある太田綜合病院はいわばセンター病院(385床)であり,付属さがの病院(181床)は結核や糖尿病などの成人病を扱い,付属ささはら病院は精神科専門,付属熱海病院(179床)はリハビリテーション専門病院,さらに付属玉川病院はハーフウェイハウス,さらに幾つかの僻地診療所,農園,保育園,看護学院などが散らばっている.そのなかから本号では太田綜合病院とうらやましいような設備と環境を誇るリハビリテーション病院を2つ紹介しよう.
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