特集 病院の福利厚生
病院労働組合から見た福利厚生の現状
朝日 俊弘
1
,
岡野 孝信
2
,
小池 康義
3
Toshihiro ASAHI
1
,
Takanobu OKANO
2
,
Yasuyoshi KOIKE
3
1全日本自治団体労働組合衛生医療評議会事務局
2日本医療労働組合連合会調査部
3全国労災病院労働組合
pp.589-597
発行日 1989年7月1日
Published Date 1989/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209602
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自治体病院の福利厚生の現状
最近のトピックスを中心に
はじめに
冒頭からおわびを申し上げなければならない.というのも,そもそも編集部からの依頼は,自治体病院における労働条件・諸手当の現状,ならびに各種の福利厚生事業の現状等について報告・紹介をいただきたい,というものであった.しかし,1,000床を超える都市型大規模病院から,50床にも満たない町村立病院に至るまで,約1,000の自治体病院の現状を的確に報告することなど,とても不可能であることがわかってきたからである.
そこで,本稿では最近,私たち自治体病院に働く労働者の中で話題となっているいくつかの事柄について,現状の報告と問題提起をさせていただくことで,今回の私の任を果たさせていただきたいと思う.
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