特集 日本型DRGはあり得るか
DRGとは何か
大田 晋
1
,
大道 學
2
,
田中 滋
3
,
二木 立
4
Shin OHTA
1
,
Manabu OHMICHI
2
,
Shigeru TANAKA
3
,
Ryu NIKI
4
1内閣,前厚生省保険局医療課企画調査室
2医療法人大道会,大道病院
3慶応大学・大学院経営管理研究科
4日本福祉大学・社会福祉学部
pp.746-761
発行日 1988年9月1日
Published Date 1988/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209366
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我が国への導入はあり得るか
はじめに
我が国における英・米語を中心とした横文字の氾濫には目を覆うものがある.しかし,横文字を用いたからといって,それを悪とか軽薄とか言うことはできまい.今日のように国際化が叫ばれている時(一体,外国にも"国際化"という言葉や政策があるのだろうか),特にある"モノ"や"コト"のルーツが外国にある場合などは,むしろオリジナルの原語をそのまま用いたほうが適当なことも多くあろう.
医療の世界においても,ドイツ語でカルテを書き,ドイツ語や英語の専門用語を用いて診療をする医師も多くいる.我が国の医療技術のルーツがドイツにあったことを思う時,それは不自然ではない.
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