特集 インフォームド・コンセント
座談会
医療現場からみたインフォームド・コンセント
内田 卿子
1
,
大井 玄
2
,
加藤 良夫
3
,
細田 泰之
4
,
小笠原 道夫
5
Keiko UCHIDA
1
,
Gen OHI
2
,
Yoshio KATOH
3
,
Yasuyuki HOSODA
4
,
Michio OGASAWARA
5
1聖路加国際病院
2帝京大学医学部・公衆衛生学
3栄法律事務所
4順天堂大学医学部・胸部外科学
5小笠原内科クリニック
pp.587-595
発行日 1988年7月1日
Published Date 1988/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209327
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小笠原 本日は,「医療現場からみたインフォームド・コンセント」というテーマで先生方にお話し合いいただくわけですが,できるだけ医療現場での話題を中心にすえたいと思います.そこで,内田婦長さんには看護の面からと,ご自身が患者になられた立場からインフォームド・コンセントについてお考えを示していただき,細田先生にはアメリカでのご経験を踏まえて,日本との違いだとか,このような考え方がアメリカで出てきた背景などについてもお話しいただきたいと思います.それから大井先生には,臨床医のお立場と公衆衛生のお立場の両面から,御意見をお聞かせいただき,加藤先生からは,医療裁判が中心になるかもしれませんが,その周辺でインフォームド・コンセントに関連することをお話しいただきたい,ということで,まず内田婦長さんから……
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