医療・病院管理用語ミニ辞典
—病院管理—平均在院日数/—治療手技—パピロトミー
小野 丞二
1
Joji ONO
1
1東邦大学医学部・病院管理学
pp.432
発行日 1988年5月1日
Published Date 1988/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209295
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平均在院日数は,病院における一定患者集団の入院から退院までの平均日数のことである.わが国では,①年(月)間入院患者延べ数÷1/2〔年(月)間入院患者数+年(月)間退院患者数〕か,②年(月)間退院患者の入院期延べ日数÷年(月)間退院患者総数の式が用いられているが,イギリスでは,③年(月)間入院患者延べ数÷年(月)間退院患者数の式を用いている.
患者は入院すると,検査→診断→治療方針の確立→治療行為の順で世話を受けるが,この各過程の管理運営方法や技術水準の質によって,平均在院日数は延びたり縮んだりするので,この平均在院日数は病院医療の質をみるのに最も適した項目の一つとなっている.
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