ケースレポート
発生源入力に適合した「システム・カルテ」の試み
牧野 尚彦
1
,
藤崎 民子
2
MAKINO YOSHIHIKO
1
,
FUJISAKI TAMIKO
2
1兵庫県立尼崎病院外科
2兵庫県立尼崎病院看護部
pp.701-704
発行日 1987年8月1日
Published Date 1987/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209125
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我々の病院は,旧病院の建物が老朽化して手狭になったため,別の地に新病院を建設し,昭和61年10月1日を期して全面移転を行った.それと同時に,それまで医事業務のみであったコンピュータ・システムも,発生源入力を基盤とするトータル・システムへと発展することになった.それまで折に触れ痛感していたカルテの近代化に着手しなければならない時期が到来したのである.
新病院の建築および情報システム計画は10年近く前からスタートしていたわけだが,その一環として,新しい入院カルテの開発が行われ,開院時に一応の完成を見,以後数か月の使用実績を得たのでここに報告する.
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