事務長のNow & Know
単科専門病院における事務長の役割
萩田 強
1
Tsutomu HAGITA
1
1伊藤病院
pp.228-230
発行日 1987年3月1日
Published Date 1987/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209021
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
病院は経営主体,規模,診療科目,地域等によって,その運営,管理の面において多少異なったものがあると思う.一般産業では,同じ業種においても業績の上で企業間格差が開くようになってからかなりの年数になるが,医療界においてもようやく病院間格差の問題が云々されるようになってきた.その格差を埋める方策としては個々の病院がそれぞれ異なった特色を生かしながら運営されていくことが必要であろう.その中心となるのが事務長という職務であり,それゆえに事務長には緻密な能力が要求される.
私自身は他産業に勤務した経験もなく,36年前に伊藤病院に就職して今日に至っているが,以下,専門病院で日常経験している事柄につき私の考え方を述べて,読者諸賢のご批判をいただきたいと思う.
Copyright © 1987, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.