病院給食の変貌
委託内容のセールス・ポイントを点検する(2)
山田 清久
1
,
余語 弘
2
,
長谷川 廣之
3
,
中島 清
4
Kiyohisa YAMADA
1
,
Hiroshi YOGO
2
,
Hiroyuki HASEGAWA
3
,
Kiyoshi NAKAJIMA
4
1日本ゼネラルフード株式会社営業開発部
2小牧市民病院
3大日本給食株式会社メフォス事業部
4医療法人明信会今泉西病院
pp.78-82
発行日 1987年1月1日
Published Date 1987/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208988
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●日本ゼネラルフード(株)
1日3食選択メニューを実施
委託会社の立場から
当社のセールス・ポイント
■7年の経験,3,500床受託を実績に
弊社では,病院給食を受託して7年,産業給食で培った大量調理のノウハウと豊富な人材を背景に,現在,自治体2病院を含む17病院,3,500床病院の受託という実績を誇っています.
病院給食受託に当たっては,法的規則の厳しい医療界という環境下で委託に関連する諸問題をクリアーするのは容易なことではなく,また,更に病院側にとっては病院経営の近代化という使命を背負っての試みであったため,弊社にとっても将来の命運をかけるべき一大事業となりました.しかし,本年3月末の厚生省通知により,病院給食委託の方向が大きく変貌しようとしています.このことは,直営病院にとっても,弊社のような先発企業にとっても,今後の病院給食について危機感を感じさせる原因となっていると考えます.なぜなら,3月末の厚生省通知を委託の自由化ととらえ,病院での経験の全くない給食業者,あるいは商社関係が,病院給食の知識もなく,給食は治療の一環であるという病院給食の意義をも理解せず,利潤の追求だけを目的に病院給食委託に参画し始めたためです.
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