特集 拡大する病院健康管理部門
人間ドックのあり方
矼 暎雄
1
,
三木 徹
2
,
笹森 典雄
3
Teruo ISHIBASHI
1
,
Tooru MIKI
2
,
Norio SASAMORI
3
1国保浅間総合病院健康管理科
2丸山病院
3牧田総合病院
pp.645-656
発行日 1986年8月1日
Published Date 1986/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208884
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検査項目設定の問題点
治療から予防へ
近年,伝染病,結核から,がん,心臓病,脳血管障害等のいわゆる成人病へと疾病構造の変化がみられ,またこれらの診断,治療に対する医療費の増大傾向,更に住民の健康に対するニーズの高まりなどにより,予防医学に対しての要求が個人,勤務者,地域住民から出され,検診を中心とした施策が各方面で行われている.もとより一次予防(=原因の除去),二次予防(=検診等による早期発見,早期治療)と称されるように,検診だけで予防医学が実現されるわけではないが,ここでは検診に焦点を絞り,検査項目について若干の問題点を提起してみたい.
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