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ヘルスサイエンス・センターを目指し,21世紀へ—聖路加国際病院・野辺地院長より牧野院長へバトンタッチ
日野原 重明
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1聖路加看護大学
pp.632
発行日 1986年8月1日
Published Date 1986/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208881
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聖路加国際病院は,米国聖公会のR・トイスラー医師により今日の礎が築かれ,日本における病院管理学の開拓者,橋本寛敏博士により,アメリカ病院協会の会員ともなる資格を得た近代病院として戦後の発展を遂げてきた.
野辺地篤郎博士は昭和25年から本院の放射線科に着任され,医長,副院長を経て,昭和55年から6年間院長職に就かれた.医長時代には,聖路加国際病院をモデルに,放射線科の専門医システムを日本に紹介し,放射線科専門医の教育に大いに貢献された.また,昭和60年度の日本医学放射線学会の会長も務められた.聖路加国際病院の伝統である診療録管理を重視し,近代医療の場としての病院を守り立て,21世紀に向かっての新病院建築計画の陣頭に立たれた.先生はまたモーツアルトの研究者としても知られている.
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