グラフ
高度医療を支える人とシステム—虎の門病院
pp.625-630
発行日 1986年8月1日
Published Date 1986/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208880
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■大規模病院の運営
病院を選ぶとき,たいていの人は自分の病気が軽そうだと思えば手近な病院で済ませ,何やら気がかりなときは,高名な病院を求める.ここ虎の門病院本院には,そのような重い訴えの患者や各施設からの紹介患者等が,諸方より東京のど真ん中とはいえ,朝早くからつめかけている.
本院は昭和33年に国家公務員共済組合連合会により設立され,当初より一般に開放されてきた.開院時は12診療科,病床数339床,1日平均外来患者数500名,職員数500名でスタートした.そして同41年には川崎市に主に慢性疾患回復期治療センターとして機能する分院(250床)が建設された.更に同58年10月には本院に新館が完成し,本年から本格稼働となり,現在は26診療科,909床,外来患者数は,1日平均1,896名(同60年度,本院)にまで発展を遂げてきた.
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