海外医療事情
デューク大学家庭医科・臨床研修プログラムについて
田中 熟
1,2
Minoru TANAKA
1,2
1デューク大学メディカルセンター
2国立京都病院産婦人科
pp.435-438
発行日 1986年5月1日
Published Date 1986/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208837
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沿革
1972年(昭和47年)7月,ダーラム郡総合病院経営下のワッツ病院の協力により,デューク大学医学部地域健康科学科の中に,家庭医科プログラムが新設された.今日地域及び家庭医科に属している.設立当初レジデントの定員は,1年生4名,2年生2名であったが,過去13年間に家庭医科による医療サービス及び広汎な教育資源が,地域住民の間で多大の評価を受けるようになり,その規模は劇的に拡大した.現在,指導教官として常勤医師18名が定員となり,種々の関連学科(内科,小児科,外科,産婦人科)の専門医も加わってグループ医制がとられている.レジデントの定員も今日総計39名となり,研究生のプログラムが若干名追加された.
1978年(昭和53年)には,従来の小規模な4つの外来棟及び事務棟が統合され,23,000平方フィート(2,136.8m2)の家庭医科センターが,ダーラム郡総合病院に隣接して新設された.これにより,レジデントのローテーション並びに患者ケアの継続が容易に行えるようになった.
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