病院めぐり
高松市民病院外科
青木 克哲
pp.880
発行日 1998年7月20日
Published Date 1998/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903228
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四国は香川県の県都高松市にある紫雲山のふもとに,高松市民病院は位置しています.背後には讃岐松平藩主の御庭であった特別名勝栗林公園が控えており,病室からは備讃瀬戸や源平合戦の那須の与一で有名な屋島が一望できます.壺井栄の小説「二十四の瞳」で有名な小豆島や,桃太郎の鬼退治で知られている鬼ヶ島(女木島)も眼前に見おろせます.当地域は気候は温暖で雨風も少なく過ごしやすいところですが,何年かに一度は渇水の危機にみまわれます.
当院の前身は遠く明治時代に遡りますが,昭和28年に現在位置に市立旭が丘病院が開院し,昭和41年に高松市民病院と改称されました.昭和47年に11階建ての本館が建設され,同51年に総合病院の承認を受け現在に至っています.病床数は一般398床,その他精神科,伝染病,結核の総計538床で,18診療科,医師47名で診療にあたっています.医師はすべて徳島大学から派遣されています.また当院は日本外科学会,日本消化器外科学会の認定医修練施設に指定されています.
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